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今回の開催について: 開催の裏側など

Q:マージョリー氏とはどこで出会ったのですか?

ヨーロッパで開催された投資家フォーラムにて登壇招待をいただき、対談相手として推薦されたのがマージョリー氏でした。
元米国議員、元ジャーナリスト、米国で初めて海外から養子を引き取り長く慈善活動をされてきた方。
米国元大統領のビル・クリントン氏の娘チェルシーさんは義理の娘、という大統領ファミリーの一員でもあり、
思いがけない機会でしたがこれも何かのご縁かと、できる限りの準備をして登壇に出向きました。

ファンドの役員やVCばかりの場所で個人投資家として日本人唯一の登壇。
思いを込めて登壇スピーチをしましたところ、「涙が出そうになった」「自分の家族にも聞かせたい」と声をかけてくれる方や、
握手を求めてくださる方もいたり。
マージョリー氏との絆も深まり、家族の話をやりとりするようになりました。

 

Q:このカンファレンスでは、日本の次世代リーダーを発掘することも目的と聞きました。

会場となるテンプル大学には、グローバルな思考を持つ優秀な人材もたくさんいます。
彼らに 世界トップレベルの人たちを引き合わせることで より良い機会を作りたいとも思っています。
また、参加者には、女性の起業家たちも多く招待しています。
とても可能性がある方々なので日本だけを見て狭い視野で考えるのではなく、さらに殻を破って欲しいと感じています。

私の元には、海外から、たくさんのパートナーシップや登壇のオファーが届きます。
環境資源を守るためのカンファレンスへの登壇オファーや、人々の生活を豊かにするためのAI開発チームのパートナー(または投資家としての)オファーなど。皆、貢献心があり、コミュニケーション力も高く、精神的にも自立していて、そして、社会関係のために活動を促進していきたいと考えている人たちです。

毎月のようにパートナーシップのオファーをもらいますが、私1人では受け切れないですし、
自分の役割は、機会を切り開いて次の人にバトンを出していくことだと思っているので、
機会は、次の人にどんどん渡していきたいと考えています。

ただ、海外からのパートナーシップのオファーとして多いのが、

「グローバル思考で、資金の余裕と時間の余裕があり、
社会に良い還元をしていく行動力がある日本人と組みたい」と言う期待値。

日本では、まだ、「社会貢献なんて言っていられない」「時間がない」
「自分の生活を守ることで精一杯」「語学力に自信がない」と言う方も多いです。

該当の人が見つからずに、登壇のオファーを、ただ断ることもあり、
もっと、そういった人たちが増えてくれれば 自信を持って紹介していけると感じています。

 

Q:海外の人たちと接する中で感じる差はありますか?

例えば、海外では、自分たちの利益だけでなく、
社会にいかに還元していくかを当たり前のように考えている友人が多いです。
日常的にお茶をしながら、または世間話レベルで、社会還元について語り合う機会も日常的です。

ところが日本ではそういう話はあまり聞かない。
自分の利益、自分の会社の利益、外見や見た目の話、自分たちがどう楽しむか、そんな話ばかり…
先日、大手の企業に勤めている幼なじみに言われたのは、「上司や役員が集まっても、どの女性社員が可愛いかの話が中心」と。
社会還元を当たり前にしている人たちと交流をすることで、
今持っている自分のポテンシャルをもっと解放してより良い貢献ができる人たちが増えるのではと思います。

特に、日本では、他の人のために何かやってあげたいと感じる人たちも、本来は多いはずですので、
それぞれの方が、経済的にしっかりと自立をし、余裕や余白を持つことができれば、
さらに良い循環が起こっていくのではと思います。

 

Q:メッセージビデオのテーマ、「20代ですべきこと」。なぜこのテーマを選びましたか?

私が人生で 後悔していることは、
「今いる周りの素晴らしい人たちに、なぜもっと早く出会っていなかったんだ」と言うこと。
(もちろん出会うタイミングがあったのだとは理解はしていますが!
友人たちと早く出会っていれば、自分の人生はもっと変わったのにと思わざるを得ません。)

私が起業した20代の当時は、出産と同時期での起業でしたので、
職場での仕事が終わるとまっすぐ家に帰り、育児との両立、家と職場の往復だけでした。
当時、周りに相談できるような人たちはおらず、すべて独学でした。自分が学びを得れるのは、本だけ。
本のおかげでいろんな知識情報を手に仕入れることができましたが、
本は「人」や「機会」を連れてきてくれませんから、もらえる機会、出会える人には限りがあり、
結果的に 成長がすごく遅かったなと、今でも後悔します。

同時に、娘のことについても考えました。
彼女は、今はまだ中学生ですが、誰と出会うか、どんなことを見聞きするかが大事。
彼女が20代になったときに 時間を本当に意味のあることに使えるように、
賢者の方々からのメッセージを今のうちに預かっておきたいなと。
このビデオメッセージは、母から娘へのプレゼントでもあり、
これからの日本の未来を背負っていく若い世代へのプレゼントでもあります。

「情報格差・体験格差」をなくしたい。
環境や親に恵まれない子でも、機会さえあれば、可能性が花ひらく。
残念ながら私がリーチできる範囲や影響力はまだまだ小さく、
しかも家族優先期間である今は、使える時間も限られているため、
カンファレンスのような機会やSNS、本の力を借りながら、多くの方にメッセージが届けばいいなと思っています。

余談ですが、最愛の夫に昔、空港でプレゼントされた本がありまして。
本田健さんの、「20代の時にしておきたい17のこと」という本です。
(その時は、著者が誰なのか知らずに持っていました)
その本は今でも大切にしており、いずれ娘にも読ませたいと思っています。
そうした「娘に伝えていきたいこと」を考えたときに、このメッセージビデオのアイディアも浮かびました。

 

Q:カンファレンスに際して、苦労した事はありますか?

カンファレンス開催の案をマージョリーからもらってから、2ヶ月ほど私の判断が遅れた経緯がありました。
このカンファレンスをすることが、本当に世の中のためになるのかと考え込んでしまったことがあったのです。
なぜかと言えば、ちょうどその時期に、2つのことを目撃していたから。

1つは、世界的なフォーラムに行っても、「トークばかりで結果が生まれているのか見えない」状況にジレンマを感じていました。もちろん、フォーラムによっては様々なことが動き出して、いろんなコラボにつながったものも複数あったのですが、今年の初めに訪れたとある世界的なフォーラムでは、「トーク」「観光」が目的になってしまっているのではと感じてしまう部分もあったりで、そんな時に私が見ていたのは、日本から届いた動物虐待のニュース。

うさぎを70匹以上 虐待して殺した人のニュースや、動物虐待、殺処分がたくさん行われている現状。
動物たちの苦しそうな顔、命が毎日消えていっている現状、そういった報告やニュースが届いて、そのたびに心が痛みました。

そして2つ目は、日本では、下の年代を応援すべきような日本の大人たちが、
下の世代を応援するのではなく利用しようとする光景、そんな姿を見て、

「自分勝手な人間のために何かをやる必要はあるのか?」
「人間の犠牲になっている動物を守ることにフォーカスしたらそれで良いのではないか」と、
そういうふうに悩んだ期間が2ヶ月間ありました。
(私の夫は動物を守ることにフォーカスしていますし、私もそうしたい、と。)

ですから、トークだけのカンファレンス、しかも身勝手な「人間」を助けるようなカンファレンスに
何か意義があるのかと、カンファレンスを進めることに、価値が見出せないでいたのです。
(帰国直後に風邪をひいて、メンタルが落ちていたせいもあります!)

でもある時気づいたのは、『被害者意識でいてもしょうがない、
結局は自分が主体的になっていかないといけないんだ』と。

ですから、今回のカンファレンスに際して、米国側のチームには、自分の思いを率直に伝えました。

「これをやるのであれば、トークだけにするつもりはない。
しっかりと結果まで追って、本当の意味で、人々が人生を変えられるような機会を作りたい。
トークだけすることに何の意味もないし、意味のないものに人生の時間を使うつもりはない」
「本当に意義のあること(結果を生み出せる貢献)に人生の時間を使いたい」と。

結構ひどい言い方だったと思いますし、失礼だったと思います。

しかし、米国側のチームはそれにとても同意してくれて、カンファレンス当日だけでなく、
1年間のフォローアップセッションで参加者の変革を促していくことに同意をしてくれました。
とても忙しい人たちである事はわかっているので、そうやって快く、
理解を示してくれたことや、そうまでして日本のために何かしようと思ってくれていることに心から感謝をしました。

「受け取り方」や、「主体性」については、私が新卒で入った会社(7つの習慣を広げる会社)で散々学んだ「第1の習慣」の中でも出てくる基礎ですが、まだ身に付いていなかったことを改めて痛感し、反省し、仕切り直しをしました。

私がぐずぐずと迷っているまで間に、開催までの期間はどんどんと迫り、
自分の資金をスポンサーとして出資し、やろうと決めたときには
当初、大学側が使用を許可してくれていた日まで あと1ヵ月と言うところでした。

ここから1ヵ月、仕切り直しで全力で進んでいく。

幸い、私には、「できることがあれば手伝いたい」と言ってくれる、クラブの会員さんたちがいました。
このカンファレンスは、私とマージョリーの発案でスタートしたものだけれど、
みんなで作ったカンファレンス、と言えるように。
第一回目となるこの最初の年を、小さいながらもみんながハッピーになれるような場にして、
2年目の方に引き継いでいきたいと思っています。

(クラブサーティースリーの中で、実行委員として動いてくださる方、絶賛募集中。
データや資料の共有、動き方なども参考になると思います。)


カンファレンス当日:よくいただく質問と回答

Q:英語ができなくても大丈夫ですか?

深いところまで理解はできなくても、ある程度のところまでは、ニュアンス理解から
まずは慣れていただくと良いかと思っています。英語ができなくても大丈夫です。
大事なのは語学言語を超えたコミュニケーションです。
まずはそういった場に行くことからドアが開くと思います!
ワークショップ内の通訳については、アプリでキャッチアップいただくような形を想定しています。
ディスカッションの半分は日本語で進めていく予定です。(アナウンスなども日本語です。)

Q:招待枠の申請、あとで人数を追加することはできますか?

後で人数を追加する事はokです、
後で人数を減らすことはできるだけご遠慮いただき、その場合は他の方に譲るなどいただけたら幸いです。

Q:時間は何時から何時ですか?

コアタイムは13時から17時までの開催予定です。
加えて、午前中は交流会、17時から1時間は、実行委員と登壇者との交流枠があるかもしれません。

Q:会場はどこですか?

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京)三軒茶屋の近くです。

Q:どんな人が招待されていますか?

テンプル大学の学生2割、
起業家・経営者が6割、
ゲストやメディア関係者が残り2割と言う構図です。
起業家の方のためのカンファレンスでもあり、次の世代へのカンファレンスでもありますので、
大学生のお子さんなど、ご家族と一緒にいらっしゃるのも大歓迎です!

Q:海外在住で当日参加が難しいのですが・・・

1年間のフォローアップセッションミーティングのみご参加いただくだけでも、とても学びになると思いますので、
そちらの方にぜひジョインください!
サーティスリーメンバーの方は当日参加なしでも、フォローアップミーティングのみのご参加受け付けております!

Q:事前のプレミーティングにはどうやって参加したらいいですか?

専用のチャットにて、ミーティング開催日をお知らせしているので、
招待状を確保した方は、お知らせください。